2016年4月15日金曜日

和歌山港 地の一文字でのメバル(20年前)

高校生の頃は、1メートルぐらいの短くて柔らかい竿で、メバル釣りを専門にやっていた。

今にして思えば、休日にメバルを狙う若者、と変な感じだが、当時の私は今よりももっと釣りに対して真剣だった。


高校生の頃によく行っていたのは、和歌山市にある和歌山港の防波堤。

20年も前の話なので、今はすっかり埋め立てられて景観が変わっているかも知れないが、当時和歌山港の釣り場は、地の一文字と呼ばれる地つづきの波止と、渡船でしか行けない、水軒一文字(多分、記憶の限り)という2つの波止があった。


もちろん、高校生の私に行けるのはこの地の一文字。

内向きは普通の防波堤。


外向きは大きめのテトラが入っていた。


このテトラは、神奈川県にあるような適当に入れたものじゃなくて、整然と並べられており、テトラの足の部分にちゃんと飛び乗る事ができた。


波止の高さは4から5メートルくらいあるから、今考えても怖い波止だっと思う。

落ちたらどうしよう、とはよく考えていたが、朝、真っ暗な時でもひょいひょいと身軽に飛び乗っていた。


その波止の先端部分、テトラポットが水面近くまで沈みこむ部分、そこが私の好きなポイントだった。

前には水軒一文字。

和歌山港を出入りする大型船が見えた。


そこに、前述した短めの竿を垂らす。


ハリスは1号くらいだったと記憶している。

浮きは付けず、当時で言う脈釣り。


エサは藻エビ。茶色っぽい、透明な感じ。


それを近くの釣具屋で500円分買い、電気ポンプで空気を送って生かしておいて、泳がせて釣った。


釣り方は、ただテトラの間に垂れるだけ。


エビが動き、竿先が僅かに動く。


ちょんちょん、と何かがつつき、あとはそのままぐぐーっと竿先を押し下げた。


だから、あたり、って一体何かよく分からなかった。


もしかしたら、きちんと当たりをとっていたらもっと釣れたのかも知れない。



釣れるのはメバルかカサゴ。


和歌山でがカサゴはガシラと言う。


小さいのなら、面白いように釣れた。



肝心のメバルも、小さいのなら数多く釣れた。


大きめのは20センチくらいがちらほら。

一番大きいには25.6センチだったと思う。


今、あんな風に釣ったらどうなるだろうか、と少し興味深い。


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